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中間期で過去最高の営業利益となったソフトバンクだが、売上高、営業利益とも携帯電話事業がほぼ半分を占めるため、決算説明でも大半の時間を携帯関連に費やした。
孫氏は携帯端末の“薄さナンバーワン”を強調。「薄さというのは私のヘアのことではない、機種のことだと覚えていただきたい」と“自虐ネタ”も飛び出した。
番号継続制に伴うシステム障害や「0円」広告での混乱を「非常に深く反省している。他の誰でもなく、私自身の責任であると痛感している」としたが、システム問題は「峠を越えたと考えている」とし、契約者数の動向は「最近は改善してきている。11月以降が本当の意味でのスタート」と強気の姿勢を崩さなかった。ただ、「2週間前まではボロ負けするのではとの予想もあり、不安に思う点もあった」との本音も漏らした。
料金プランに関しては「第2部」として、入念に説明。「意思決定は私が強引にやったので、社内でもひんしゅくをかった」「いかがわしい印象を多くの人に与えてしまったかもしれない」と反省した一方、「私の人生の中でも最も重要な事業。ウソ偽りでやれるとは決して思っていない」と正当性を強調した。午後4時半過ぎに始まった説明会が終了したのは8時前だった。
「創業以来4年に1回程度、大きく批判される時期が巡ってくるが、艱難辛苦があってこそ器が大きくなる」と持論を述べた孫氏。ただ、ブランドイメージの回復や基地局整備への投資など残された課題も多い。年末商戦が次の関門となりそうだ。
ZAKZAK 2006/11/09