2006年11月08日(水) 23時17分
被害総額は全国で3億円超に 振り込め詐欺 京都府警、容疑の3人再逮捕(京都新聞)
インターネット有料サイトの利用者リストを基にした組織的な振り込め詐欺事件で、京都府警捜査二課と田辺署などは8日午後、詐欺の疑いで、住所不定、無職栗林久明被告(26)=窃盗罪で公判中=を新たに再逮捕した。府警は、全国での被害総額は3億円を超えるとみている。
調べでは、栗林容疑者は、詐欺の疑いで同日再逮捕されたいずれも住所不定、無職の大倉善守被告(43)=公判中=、小池基久被告(30)=同=とともに2006年夏ごろ、鳥取県内の男性(37)に有料サイトの架空請求をして約400万円をだまし取った疑い。
府警は同日までに、大倉容疑者ら詐欺グループのメンバー9人を詐欺などの疑いで逮捕し、被害約1億円分の裏付けを終えた。被害者は京都、滋賀をはじめ22都道府県、約50人に上り、中には1人で約1400万円をだまし取られたケースもあるという。
捜索先からは、グループが不正に入手して振り込め詐欺に使っていたとみられる携帯電話39台と1360人分の携帯電話番号、電話をかける際の「マニュアル」など計約400点を押収した。
グループは摘発を免れるため、京都市内のマンションなど事務所を頻繁に変えており、これまでに伏見区や南区など5カ所を確認している。
(京都新聞) - 11月8日23時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000061-kyt-l26