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いじめを苦にした自殺を予告する文部科学相あての手紙が6日、文部科学省に届き、同省は7日午前零時過ぎ、銭谷真美・初等中等教育局長が異例の緊急会見を開いた。
封筒の宛名には「伊吹文明大臣様」と書かれ、中に大臣、教育委員会、校長、担任、クラスのみんな、その保護者、両親に向けた計7通の手紙が入っていた。差出人の名前や地域、学校名などを特定できるものは記載されていなかった。
大臣あての手紙では、「8日までになにもかわらなかったら、自殺します。場所は学校でします」とし、「11日土曜日に自殺することを証明します」と書いていた。「クラスのみんなへ」と原稿用紙に書かれた手紙の中では、「なぜ僕をいじめるのですか。『キモイ』からですか『クサイ』からですか」「なぜ僕をさけるのですか。なぜ僕のズボンをおろすのですか」などと訴えていた。
同省では、封筒の消印の一部に「豊」とみられる字があったため、全国で「豊」のつく集配郵便局のある21都道府県39区市町村に、いじめの相談を受けている事例があるかを至急、調べるよう要請。他の県にも手紙が同省に届いた事実を知らせた。
銭谷局長は「人の命はかけがえないもの。失われた命は戻らない。手紙を書いた子どもさんも自殺をしないで命を大事にしてほしい」と呼びかけた。