2006年11月06日(月) 14時39分
万波医師関与の病気腎移植11件、国が個別調査へ(読売新聞)
病気のため摘出した腎臓が宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で移植されていた問題で、厚生労働省は6日、日本移植学会、愛媛県と協力し、万波(まんなみ)誠医師(66)が関与した11件の事例について、摘出が妥当だったかなどを調査する方針を決めた。
医療現場での問題に対し、国が直接、個別事例の調査に乗り出すのは異例。具体的な調査方法などを学会側と協議した上、早期に着手する。
同省では、病気腎が移植に使用されていたことが発覚して以来、県などを通じて情報収集を進めてきた。その中で、11件の事例の中には、摘出の必要がなかったものも含まれる可能性が浮上し、学会側からも、国が関与した形での調査の必要性を訴える声が寄せられていた。また、腎臓を摘出した病院が他県にもあることなどから、愛媛県単独での調査では限界があると判断した。
(読売新聞) - 11月6日14時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061106-00000206-yom-soci