2006年11月06日(月) 03時04分
<福島県知事選>佐藤氏を森氏猛追 2割以上が態度保留(毎日新聞)
佐藤栄佐久前知事の辞職に伴う福島県知事選(12日投開票)で、毎日新聞などは3〜5日、電話による世論調査を実施し、取材結果も加味して中盤情勢を探った。民主、社民推薦の佐藤雄平氏を、自民、公明推薦の森雅子氏が猛追する展開となっている。ただ、2割以上が態度を決めておらず、終盤動向によっては情勢は変わる可能性がある。
参院福島選挙区で2期連続トップ当選の佐藤氏は知名度を生かし、民主支持層の7割近くを固めたほか、自民支持層の4分の1に食い込んでいる。「支持政党なし」の無党派層からも3割を超える支持を得ている。
連日のように福島入りする自民幹部や閣僚クラスの支援を受ける森氏は、公明支持層の8割以上を固めたが、自民支持層は5割に届かず、追い上げを図っている。4分の1の支持にとどまっている無党派層への浸透も終盤の課題となる。
小川英雄氏は4割強にとどまる共産支持層への浸透を図り、佐藤、森両氏に水をあけられている無党派層の支持の広がりを期待する。川田昌成氏は知名度アップに懸命だ。
年代別では佐藤氏は40代以上、森氏は20、30代でそれぞれ優位に立っている。また、知事選に「非常に関心がある」層の4割の支持を佐藤氏は集め、「少し関心がある」層でも森氏をやや上回っている。
衆院の5小選挙区別では、佐藤氏は、地盤である会津地方の4区で5割近くに浸透し、1、2、3区でも着実に支持を広げている。森氏は出身であるいわき市を中心とした5区では4割を超える支持を集めた。【菊谷隆】
◇調査の方法 3日から5日の3日間、コンピューターが無作為に選んだ電話番号を使い、福島県内の有権者1000人の回答を得た。
◆立候補者(届け出順)
小川 英雄(おがわ ひでお)57県労連議長
=無新[共]
佐藤 雄平(さとう ゆうへい)58[元]参院議員
=無新[民][社]
高橋 喜重(たかはし よししげ)58会社役員
=無新
森 雅子(もり まさこ)42弁護士
=無新[自][公]
川田 昌成(かわだ まさなり)63[元]県議
(毎日新聞) - 11月6日3時4分更新
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