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ニューズ社を率いるルパート・マードック会長は「世界のメディア王」として知られ、ソフトバンクの孫正義社長とは旧知の間柄。平成8年のテレビ朝日株の大量取得騒動でも、この2人の関係が大きくクローズアップされた。
その両者が再びタッグを組み、SNS業界に殴り込みをかける。両者は近く会談して合意する見通しで、合弁会社の資本金は10億円前後とみられている。
SNSとは、インターネット上で友人らを紹介し合い、ネットワークを広げるサービスのこと。日本でも急成長し、利用者は1000万人を超えている。
国内最大手のミクシィは現在、600万人前後の会員数があり、日本では断然の存在。ミクシィの笠原健治社長は、会員数の多さを業界での優位性の象徴として掲げているが、マイスペースは会員数が世界で1億人を超えるという、モンスター級の会社。英語版にもすでに相当数の日本のユーザーがいるとされ、ミクシィの前に大きく立ちはだかりそうだ。
マイスペースは今年春ごろから、日本進出がささやかれていた。一方、SNS全体の利用者拡大に伴い、サイト上に掲載する広告需要が急拡大。ソフトバンクはこれをビジネスチャンスとみて、SNSへの新規参入を狙っており、両者の思惑が一致した形だ。
パソコン向けのサービスから始め、将来的には携帯電話向けも手掛ける方向という。
米国版では、写真や動画、ブログに加え、音楽をアップできるスペースがあり、これが人気の材料となっているという。また、著名なアーティストもマイスペースの会員であることも人気の一因になっている。
SNSでは最近、プライベート画像が流出するなどして大きな社会問題となっている。こうした課題を克服し、いかに質を高めるかが今後の焦点となりそうだ。
ZAKZAK 2006/11/06