2006年11月05日(日) 20時02分

死刑判決、「フセインへの最小の罰」　イラン外務省（朝日新聞）

　イラン外務省のホセイニ報道官は５日会見し、「死刑は、サダム・フセインに言い渡される最も小さな罰だ」と述べた。８０年から８年続いたイラン・イラク戦争の相手だったフセイン元大統領の死刑を歓迎しつつ、同戦争での元大統領の犯罪への裁きを求める立場を主張した。

　イランは、戦争中の化学兵器使用など、人道に対する罪を列挙した元大統領の罪状を昨年、イラク政府に対して送付した。ホセイニ報道官は「処刑によって、戦争犯罪を含む調べが忘れられるべきではない」と述べ、裁判の継続を求めた。

http://www.asahi.com/international/update/1105/010.html