2006年11月04日(土) 00時00分

ソフトバンク混乱なし （東京新聞）

　ソフトバンクモバイルは三連休初日の三日、携帯電話の番号継続制導入に伴うこの日の契約受け付け業務を、大きなトラブルもなく順調に終えた。来客の増加が見込まれ、受け付け業務を処理するシステム面などへの不安があったが、システムや人員の増強など態勢強化に加えて「連休で行楽に行く人が多いためか、お客は想定より少なかった」（ソフトバンクモバイル）ことも順調だった要因とみられる。

　十月二十八、二十九の二日連続でシステム不備などから受け付け業務を停止する事態に陥ったことを受け、同社はシステムの処理能力を高めたほか、販売担当のスタッフら人員を通常より増やすなどして臨んだ。

　店頭で受け付ける申し込みについても、番号継続制に伴う契約変更と新規申し込みなどに限定、同社の既契約者の機種変更は取り扱わないようにしてシステムへの負荷を軽減した。

　番号継続制を利用して携帯会社を切り替えるには新旧の会社での手続きが必要。ソフトバンクモバイルで業務が停止するとＮＴＴドコモ、ＫＤＤＩ（ａｕ）との間の契約変更ができなくなるなど業界全体に影響が波及する。総務省はソフトバンクモバイルに再発防止の徹底を要請、受け付け業務の状況を定時に報告するよう求めていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20061104/mng_____kei_____001.shtml