2006年11月04日(土) 18時40分
<イラク公開文書>原爆情報含まれ公開中止 米が閲覧者調査(毎日新聞)
【ワシントン和田浩明】米政府がイラクで押収しインターネットで公開した旧フセイン政権関連と見られる文書の中に、原子爆弾の製造に役立つ情報が含まれていたと米ニューヨーク・タイムズ紙が3日報じた。ホワイトハウスによると公開はすでに中止され、誰が閲覧したかを米情報機関が調査している。
同紙によると文書は順次公開されたもので、原子爆弾中心部の断面図や寸法、起爆機構の製造方法などが含まれていた。核専門家の一人は「イランなど核兵器製造を目指す国の役に立つ可能性がある」と指摘したという。
米国家情報長官室は2日付で公開の中止を発表した。米軍はイラク進撃後、約5万箱分の各種文書を押収。共和党の有力議員らが「公開して文書の分析を加速すべきだ」などと主張して今年3月にサイトが設置された。
(毎日新聞) - 11月4日18時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061104-00000066-mai-int