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携帯電話の番号持ち運び制がスタートして10日が過ぎた。ソフトバンクモバイルが先週末にシステム障害を起こし、2日続けて契約業務を停止。同社の新料金プランの広告が競合他社の反発を招くなど、序盤戦は波乱続きだ。3日からの3連休は、携帯会社の乗り換えを希望する客が再び集中することも予想される。システム障害は再発しないのか。利用者はどう動くのか。携帯業界はピリピリしながら2度目の週末商戦を迎える。
ソフトバンクは2日、阿多親市専務執行役が総務省を訪れ、障害の再発防止策を報告した。5日まで既存客の機種変更は受け付けず、他社との間の番号持ち運び手続きや新規契約に受け付け業務を限定するほか、システム能力の増強も実施したと説明。阿多氏は「3連休は一切事故のないよう、必ずやり遂げたい」と強調した。
ソフトバンクは携帯電話(PHS除く)で初の定額料金制を導入し、料金プランをがらりと変えた。競合2社より「安さ」をアピールするが、広告手法に対して他社の反発も続いている。
KDDI(au)は2日、ソフトバンクの広告に景品表示法違反(有利誤認)の可能性があるとの申告書を公正取引委員会に提出し、受理されたという。NTTドコモもソフトバンクの「格安攻勢」に反論する説明資料を作り、直営の販売店などに配布した。
制度が始まった10月24日から6日間の3社の戦いは、前評判通りKDDI(au)が優勢だった。KDDIが契約数を約8万件増やす一方、ドコモは約6万件、ソフトバンクも約2万件減らしたとみられる。ただ、この数字はシステム障害の影響を受けている。