2006年11月02日(木) 08時33分
ソフトバンク 広告「0円」の文字小さく(フジサンケイ ビジネスアイ)
ソフトバンクモバイルは1日、「通話、メール0円」と宣伝しているテレビCMや新聞広告を見直すことを明らかにした。早ければ、3日に放映するテレビ広告などから、「0円」の文字を小さくし、通話やメールが無料となる条件などを詳しく表示した新バージョンに切り替える。
同社の広告をめぐっては、公正取引委員会が景品表示法に違反する疑いがあるとして調査に乗り出していた。上位2社から、「消費者の誤解を招く」との批判が噴出していた。
「予想外割」と銘打った同社の新料金プランは、定額制で通話やメールが使い放題になることが目玉だが、通話時間などに制限が設けられているほか、2年間の割賦販売契約を結ぶ必要があるなど条件が付いている。
同社では、「公取委から意見をうかがい、それを参考に広告を見直すことにした」(広報部)という。具体的な内容は今後詰めるが、公取委は無料を強調する一方で、前提となる条件を小さく表示していることを問題視している。格安料金と派手な宣伝広告で一気のシェア拡大を狙った同社だが、システムの不備による受け付け停止に続く不手際で、逆に大きな痛手を負うことになった。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 11月2日8時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061102-00000004-fsi-bus_all