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刑事事件の捜査書類を勝手に裁断したりロッカーや自宅に隠したりしていたとして、横浜地検は３１日、男性事務官（３１）を停職１カ月の懲戒処分にした。地検は公用文書毀棄（きき）容疑で取り調べたが、「深く反省しており、実害もない」と不起訴処分（起訴猶予）にした。事務官は３１日付で辞職した
地検によると、事務官は０４年３月〜今年１０月、公判担当検事や家庭裁判所に送る捜査報告書と目録の２３９点を不適切に処理していた。うち５３点は職場で裁断して廃棄していた。事務官は「個人的な借金で頭がいっぱいになり、仕事をさぼってしまった」と話しているという。今年９月に別の事務官が点検中に見つけた。山舗弥一郎・次席検事は「書類は多数だが、公判や処分への影響はなかった」と話した。
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