2006年11月01日(水) 00時00分

ロス銃撃事件無罪男性、損害賠償請求の敗訴が確定（ZAKZAK）

　１９８１年の「ロス銃撃事件」の実行犯として殺人罪に問われ、無罪が確定した男性会社役員（５４）と妻（５７）が国などに約１億４５００万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷（堀籠幸男裁判長）は３１日、請求棄却の二審東京高裁判決を支持、原告側の上告を退ける決定をした。原告側敗訴が確定した。

　昨年５月の一審東京地裁判決は「刑事事件の控訴審で検察官が実行犯は『氏名不詳者』もあり得ると起訴事実を変更した後、控訴を取り下げなかったのは違法」として国に約２４８万円の支払いを命じた。

　しかし、今年６月の二審判決は「一審無罪後も間接証拠があり、検察官が裁判を続けたことに違法はない」と判断した。

ZAKZAK 2006/11/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_11/t2006110119.html