2006年10月31日(火) 23時53分
<投資詐欺>首謀者2人に4億円賠償命じる 東京地裁(毎日新聞)
被害額約100億円とされるエンジェルファンドネットワーク(AFN、00年破産)による投資詐欺事件の被害者341人が、出資金の一部4億円余の賠償を求めた訴訟で、東京地裁(橋本昌純裁判長)は31日、実質経営者の大隅憲一郎受刑者(40)=詐欺罪で懲役7年確定=と小林哲雄容疑者(51)に全額支払いを命じた。小林容疑者は詐欺容疑で国際手配されていたが、同日、東京都内で逮捕された。
判決によると、AFNは「ベンチャー企業への融資で高収益が得られる」と勧誘し99〜00年、原告1人当たり200万〜1億2500万円、計約41億円を出資させた。しかし、実態はペーパーカンパニーへの融資で全額返済されなかった。
事件は00年に福岡県警が立件し、大隅受刑者ら2人の実刑判決が確定している。【高倉友彰】
(毎日新聞) - 10月31日23時53分更新
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