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2006年10月31日(火) 07時42分

新生銀がチラシ一新 デリバティブ預金の不利な情報も朝日新聞

 預入時には高金利だが銀行があとで満期を決める「デリバティブ預金」に苦情が相次いでいる問題で、個人向け預金残高トップの新生銀行が27日から、店頭チラシの表示を大幅に変えた。中途解約した預金者から「解約金がこんなに高額とは思わなかった」などの苦情を受け、満期の延長や中途解約時の元本割れの可能性など、預金者に不利な情報を従来より目立つ表示にした。

 チラシを切り替えたのは主力預金「パワード・ワン プラス」で、満期が5年か10年かを預け入れ5年後に新生銀の判断で決める。

 最近までのチラシは、表の中央に当初5年間の金利を大きな字で強調する一方、満期延長の可能性は下に小さく書いてあるだけで、延長後の金利は裏にしかなかった。中途解約の違約金についても、注意事項で「元本割れとなる場合があります」とだけ記していた。

 新しいチラシでは、当初5年間の金利(1.5%)の下に、同じ大きさで満期延長後の金利(1.6%)を表記。その間に、新生銀の判断で満期が10年間に延長される可能性があることを目立つように書き込んだ。

 下の注意事項欄には、下線を引いた赤字で、中途解約時に元本割れする可能性に加え、市場環境などによっては「大きく元本割れ」する可能性があることを表示した。

http://www.asahi.com/business/update/1031/060.html