2006年10月30日(月) 10時59分

＜都政治資金＞選挙続き大幅増　法人寄付も増加　０５年分（毎日新聞）

　東京都選挙管理委員会は３０日、都内で活動する政党や政治団体の０５年分の政治資金収支報告書を公表した。報告書を提出した３９６１団体の年間収入は計１８９億５００万円で、前年より２９億９５００万円（１８．８％）増加した。０４年は大型選挙が参院選のみだったのに対し、０５年は都議選と郵政解散による衆院選が続いたため、大幅増となったとみられる。
　収入総額のうち寄付（献金）は９０億７１００万円で、前年比３３．５％増。特に法人の寄付が６２．０％増の１０億１８００万円と大きく伸びた。都選管は「都内の景気回復も、法人寄付増の一因ではないか」と話している。個人からの寄付は５４億３８００万円（同２０．３％増）、政治団体からの寄付は２６億１５００万円（同５８．９％増）だった。
　一方、政治資金パーティーは９４団体が開催し、収入総額は８億３０００万円で前年より９．１％減った。０６年分から禁止される政治団体間の５０００万円以上の献金は２件あった。
　政党別の収入額は、共産が４８億３９００万円でトップ。自民３９億６７００万円▽公明１８億円▽民主１０億２４００万円▽社民１億３２００万円▽新党日本４７００万円——などとなっている。
　支出総額は計１８５億２６００万円（前年比１７．８％増）で、内訳では選挙関係費が前年の６．３倍になった。【北村和巳】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061030-00000021-mai-pol