2006年10月30日(月) 14時01分
ベルル共済:経営停止 被害者の会結成へ 来月、県警へ告発 /高知(毎日新聞)
◇相談会に200人
四国4県で共済商品などを販売していた「ベルル生命医療保障共済会」(本社・徳島市)が営業停止した問題で29日、県内の被害者で組織する「ベルル共済被害者の会」の結成が決まった。今後、高知弁護士会の消費者問題対策委員会のメンバーを中心に弁護団を結成。早ければ11月初旬にも県警に告訴か告発する方針だ。
この日、高知弁護士会がベルル共済の顧客を対象に開いた無料相談会には約200人が集まった。その中で弁護士が「被害の回復には、県警がいち早く捜査に入り、ベルルの資料を差し押さえ、財産の保全をしてもらう必要がある」と説明。そのためには「顧客を被害者とした詐欺罪での告訴か、ベルル共済社長と常務が掛け金を横領したとして、業務上横領罪で告発をするのが適当」として、被害者会の結成を提案した。世話人として顧客8人が名乗りを上げ、近く被害者の会を立ち上げることになった。
世話人になった男性(69)は「預けた金を返してもらいたいという気持ちはみんな同じ。今後、弁護士と力を合わせて金を取り戻したい」と語った。【服部陽】
10月30日朝刊
(毎日新聞) - 10月30日14時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061030-00000237-mailo-l39