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口を真一文字にして記者の質問を聞くソフトバンクモバイルの孫正義社長=30日午後6時44分、東京都千代田区で
記者会見の最後に頭を下げて謝罪するソフトバンクモバイルの孫正義社長(左)と阿多親市専務執行役=30日午後7時51分、東京都千代田区で
孫氏は「私どものお客様だけでなく、他社にもご迷惑をかけた。おわびする」と述べた。同時に、定額制プランに加入した場合の他社への通話料を、30秒あたり最大30.45円(税込み)から一律21円に値下げすることも発表した。
この日の会見によると、28日の障害の発端は、他社へ移る利用客の扱いだった。家族割引の制度が他社と異なるために、契約解除のデータ処理が円滑にできず、システム上で他社からの催促が殺到した。ソフトバンクは「きっかけは転出だった。(転出処理が)たまりだしたところに、料金プランの変更などの申し込みが重なり、逼迫(ひっぱく)した」(阿多親市・専務執行役)としている。29日には能力を増強したものの、それでも処理が間に合わなかったという。
障害の再発を防ぐため、今後はNTTドコモ、KDDI(au)との間の契約の切り替え業務を独立させる。11月5日までは、混雑時間帯では番号持ち運びの業務を優先させることに加え、11月1日から5日にかけて契約変更の受付なども見合わせる。
総務省はソフトバンクモバイルに対して、週内に具体的な再発防止策を報告するよう求めていた。