2006年10月30日(月) 08時05分

ソフトバンク携帯をチーム全員に無料配布（スポーツ報知）

　親会社の携帯革命が、ホークスにも波及してきた。ソフトバンクが来年の２月をメドに、１、２軍のスタッフ、選手、球団職員を含めたチーム全員に、本社の携帯電話を無料配布することが２９日、分かった。「かけ放題」の特典を生かし、球団内でのコミュニケーションを強めていく狙いだ。

　宮崎秋季キャンプを視察中の竹内孝規球団常務（４６）が、この日、進行中のプランを明かした。「選手には２月をメドに携帯を配布する予定です。コーチや裏方、選手間のコミュニケーションが図りやすくなるでしょう」現在、チーム内でソフトバンクユーザーは少数派のため、「番号継続制」で契約変更するか、２台目として配布するかは検討中だが、総数約１００台の最新機種が無料提供される。

　球団オーナーのソフトバンク・孫正義社長（４９）が２３日に、加入者同士なら通話、メール料を無料にすることを発表。申し込み殺到で契約業務が一時停止するなど、社会現象を巻き起こしている価格破壊に、グループ内の球団も乗らない手はない。実際に竹内球団常務も、業務の打ち合わせなどで、月額４万円を超えるハードユーザー。フロントにもメリットは大きい。

　今後は、本拠地の福岡ヤフードーム内も、ソフトバンクユーザーが増えることを見越して、電波を強める工事に着工するという。王監督は今年６月に孫オーナーからの誕生日プレゼントとして、同社の携帯をいち早くゲット。４年ぶりＶを目指すチームの連帯感を「かけ放題」が強めてくれそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061030-00000075-sph-spo