2006年10月30日(月) 11時09分

ソフトバンク、契約業務を再開　携帯３社、対応協議（朝日新聞）

　システム障害を起こし、番号持ち運び制で携帯電話会社を変更する契約業務を２日続けて停止したソフトバンクモバイルは３０日、契約業務を通常通りに再開した。ＮＴＴドコモ、ＫＤＤＩ（ａｕ）と同日午前８時前後から、今後の対応を協議。平日は週末に比べて契約申込件数が少なくなることなどを考え、３０日午前からの復旧が可能と判断した模様だ。

　ソフトバンクモバイルは３社間の協議の結果を受けて、同日午前１０時ごろから直営店などで契約手続きの受け付けを再開した。ドコモとＫＤＤＩも、ソフトバンクがシステムへの負荷を減らすことを確認できたとして、同社との間の契約切り替え業務を再開した。

　ただ、ソフトバンクのシステム障害の原因がまだ特定されていない。今週末の３連休には、再び契約の申し込みが増えることが予想され、障害の再発も懸念される。ドコモとＫＤＤＩはソフトバンクのシステムの信頼性に疑念を強めており、同社に対して障害の原因究明とシステムの安定化に向けた改善策を講じるよう、２９日に文書で申し入れていた。

　所管する総務省も事態を重く見て、ソフトバンクに対し、早急に原因を究明して対応策を報告するよう求めた。

http://www.asahi.com/national/update/1030/TKY200610300127.html