2006年10月29日(日) 09時31分
3県教育長、高校長時代から必修逃れ「黙認」(読売新聞)
高校の必修逃れ問題で、静岡、福島、長野の3県の教育長が、就任直前に在籍していた県立高校長時代に必修逃れを認識しながら、教育行政のトップになった後も黙認していたことが28日、分かった。
静岡県の遠藤亮平教育長は2001年度から05年度まで静岡高校長を務めていた。同校は地理歴史、理科、情報で履修漏れがあったが、遠藤教育長は読売新聞の取材に対し、「情報」の履修漏れを校長当時から知っていたことを認めた。「問題がないと考えていた。認識が甘かった」と話している。
福島県の富田孝志教育長は、福島高校長だった03年度、地理歴史の履修漏れを知っていたが改善しなかった。「生徒に良かれと思ったが、かえって迷惑をかけてしまった。責任は自分にある」と語る。
(読売新聞) - 10月29日9時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061029-00000002-yom-soci