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集まった遺族ら5人が同日、筑前町の生徒宅を弔問し、生徒の父親に「自分たちの経験を役立ててほしい」と協力を申し出た。
96年に同県城島町(現・久留米市)で自殺した大沢秀猛君(当時15)の父秀明さん(62)=大分県佐伯市=が会長に就任。94年に神奈川県津久井町(現・相模原市)で自殺した平野洋君(当時14)の父信矢さん(57)が発起人に名を連ねた。
平野さんは02年に東京高裁で「学校はいじめによる自殺を予見できた」とする画期的な判決を勝ち取った。今回、4年ぶりの活動だ。「自殺から12年たつが、いじめはない、認識していない、という学校の対応は何も変わらない」と嘆く。
04年に長崎市内の中学校で教諭の指導中に校舎から飛び降り自殺をした中学2年の安達雄大君(当時14)の母和美さん(45)も駆けつけた。「自殺した子どもに何が起きたのかをしっかり調査する仕組みを作らなければ、また自殺は繰り返される」と訴えた。
http://www.asahi.com/national/update/1029/SEB200610290014.html