2006年10月28日(土) 03時09分
医療保険など「第3分野」、損保5社の不払い4千件(読売新聞)
医療保険など「第三分野」と呼ばれる保険商品の保険金不払い問題で、損害保険大手5社の不払い件数が、合わせて約4000件に上ることが27日分かった。
各社は10月末までに金融庁に報告する。
各社の過去5年間の不払い件数は、東京海上日動火災保険が1000件弱、損害保険ジャパンが約1000件、日本興亜損害保険が約800件、あいおい損害保険が500件弱となった模様だ。
既に約900件の不払いが判明している三井住友海上は、調査対象期間が延びたため、約200件増えて約1100件になる見通しだ。
医療保険などの契約者が加入前に発病していたことを理由に、医師の診断書を取らないまま保険金の不払いを決めるなど、不適切な取り扱いがあった。契約者が保険金の支払いを求めたにもかかわらず支払いに応じない事例が多く、損保各社の姿勢が改めて問われることになる。
(読売新聞) - 10月28日3時9分更新
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