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罪を犯した少年に社会はどう向き合うべきか——。少年犯罪をテーマにした裁判劇「添え木」が28、29両日、東北大川内記念講堂で上演される。東北大法学部の学生で作る模擬裁判実行委員会の主催。同実行委員会は「少年犯罪の司法手続きや処分はあまり知られていない。少年処遇のあり方を見つめ直すきっかけになれば」としている。
裁判と、その背景にある社会問題を身近に感じてもらおうと、同実行委員会は毎年テーマを変え、裁判劇を上演している。これまで公害訴訟や児童虐待、高齢者介護などを取り上げた。55回目を迎える今回のテーマは「少年犯罪」。少年法の改正など少年犯罪の厳罰化が叫ばれる中、更生していく少年たちに対して社会の担うべき役割を考えようという狙い。タイトルの添え木には、少年の更生には周囲に支えが必要だという意味が込められている。
実行委員会は法学部の1〜3年生61人で構成。少年院や少年刑務所に実際に取材したり、判例を参考にしたりして脚本を練り上げた。
少年院を仮退院し、更生への道を歩み始めた少年を呼び出し、暴行の末に死なせてしまった遊び仲間の2人の少年。傷害致死の非行事実で家庭裁判所に送致されるという設定。
開演は両日とも午後1時半。入場料は一般・大学生が400円(前売り300円)、高校生以下が300円(同200円)。問い合わせは同実行委員会(022・795・6242)。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000610280002