悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
オペラはドイツ人のハンス・ノイエンフェルス氏演出によるもので、初演は03年。ムハンマドやキリスト、仏陀などの切り落とされた首をいすの上に置く奇抜な場面が「予測不能な危険がある」と懸念を呼んだ。
オペラ側は9月末の中止発表後、イスラム教徒の意見を聞くなどした。「差し迫った危険はない」と当初の判断を翻したという。上演回数を当初計画の4回から2回に減らし、聴衆の持ち物チェックや劇場内外の警備強化を検討する。
メルケル独首相は「恐怖心で白旗を掲げてはならない」とオペラの中止を批判。これを受けて、危険性を警告していた地元警察も警告解除をオペラ側に伝えた。
国内イスラム社会の主要グループの一つ、独イスラム評議会幹部アリ・キチルカヤ氏は独メディアに「表現の自由を尊重する」とする一方、「(演出が)宗教的な気持ちを傷つけるのも事実」とし、内容に対する議論を深めるよう求めた。