2006年10月26日(木) 10時38分

バカラ賭博の収益隠そうとした罪、弁護士に有罪判決（朝日新聞）

　バカラ賭博場の犯罪収益が没収されるのを免れようとしたとして、組織的犯罪処罰法違反（犯罪収益等の隠匿未遂）の罪に問われた、埼玉弁護士会所属の弁護士岡田滋被告（５９）＝さいたま市南区文蔵３丁目＝の判決が２６日、さいたま地裁であった。下山保男裁判長は「弁護士としての職業知識を悪用し、弁護士に対する社会的信用を悪化させた」と述べ、懲役１年６カ月執行猶予４年（求刑懲役１年６カ月）の判決を言い渡した。

　判決によると、岡田被告は、昨年１２月に摘発されたバカラ賭博場の実質的経営者（５３）＝同法違反の罪などで公判中＝から相談を受け、隠匿方法を指南。今年２月、債権を偽装するなどし、店の売上金約６３５万円が没収されるのを免れようとしたとされる。

http://www.asahi.com/national/update/1026/TKY200610260105.html