2006年10月26日(木) 17時06分
投資詐欺で元社長逮捕 高利配当装い320億円集金 警視庁(産経新聞)
経営破綻した資産運用コンサルタント会社「ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン(GPJ)」(東京)が高利の配当を装って投資を募り、金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は26日、詐欺容疑で元社長、秦右時容疑者(43)=東京都台東区=を逮捕した。
関係者によると、約1600人から計約320億円を集めたという。俳優や民放の女子アナウンサーなど、著名人を含む富裕層を中心に被害が拡大した。顧客に返された金額は約200億円にとどまり、宝飾品の購入などに約30億円があてられたほか、ペーパーカンパニーに約40億円が流れるなどしたとみられる。
調べでは、秦容疑者は昨年4月ごろ、高額の配当があるとうそを言って投資を募り、東京都港区の男女計2人から計約2億5000万円をだまし取った疑い。秦容疑者は平成14年9月、GPJの前身の「JPB西日本」を大阪市西区に設立、社名を変更し、昨年1月に本社を東京に移転した。
(産経新聞) - 10月26日17時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000014-san-soci