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兵庫県宝塚市のごみ収集作業員の一部が毎日のように職場を抜け出して数時間の休憩をとっていた問題で、市は26日、職務専念義務違反などを理由に正職員36人を減給60分の1(6カ月)の懲戒処分にし、臨時職員4人を11月末までに辞めさせると発表した。市は「最長で40年の長期在職者もおり、上司に従わずに仲間の違反をかばい合う職場風土があった」と釈明、人事異動などの再発防止策を発表した。
市によると、外出が横行していた職場は収集処理施設「市クリーンセンター」。8月後半の4日間に、77人いた作業員のうち40人が1日につき9分から5時間8分にわたって職場を離れていた。4日間の合計が11時間46分に上った職員もいた。買い物や銀行に行ったり、昼食のため帰宅したりしていたという。
発覚のきっかけは、職員の無断外出を知った多田浩一郎市議(民主)がこの4日間に、同センターの正門前で職員の出入りをビデオ撮影したこと。市が映像を調べ、40人の勤務時間中の外出が判明した。
市は、職員の無断外出の原因や背景について、所属長の指導監督に従わない職場風土や、民間や他自治体に比べて余裕のある作業体制などを挙げた。対策として職員研修や勤怠管理の強化、収集業務の民間委託化、長期在職者の人事異動を実施する方針。