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対象となるのは、DVDなどで販売されるわいせつ画像や児童ポルノ、海賊版コンピューターソフト、偽ブランド品、ネットオークションのIDやパスワードなど。
警察官が身分を隠してネット上で購入。違法かどうかを確認し、家宅捜索や検挙につなげる。
わいせつ画像などは、被害届がほとんど出ない上、商品を入手せずに違法性を判断するのは不可能。このため、これまでも45都道府県警では、警察官の買い取りによる捜査を実施してきたが、おとり捜査の手法へのためらいが一部の現場にはあるという。
しかし、購入自体は違法ではない上、売り手側の販売意思は明示されており、警察官の行為によって犯罪が誘発される手法ではないとして、積極的な取り組みを要請する。また、ネット上の違法・有害情報対策には、取り締まりだけでは限界があるとして、こうした手法の公表を通じ、ネットの悪用に歯止めをかけたいとしている。
譲り受けも違法となる拳銃や薬物などは、法律などでおとり捜査の手続きを定めており、今後も規定に沿って捜査する。
警察官による買い取りでは、北海道警が5月、ネットオークションで韓国ドラマの海賊版DVDを落札。DVD約3000枚を押収し、1人を逮捕した。7月には石川県警がわいせつDVD1枚を購入し約7600枚を押収、5人を逮捕するなどしている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061026/eve_____sya_____009.shtml