2006年10月25日(水) 20時55分
療養病床削減計画、実施すれば「介護難民」4万人に(読売新聞)
医療制度改革関連法に盛り込まれている、長期療養の高齢者らが入院する療養病床削減について、日本医師会は25日、現時点で削減を断行すれば4万人近い患者が退院後に行き場のない「介護難民」となる恐れがあると分析した調査結果を公表した。
退院後に入所する施設不足や在宅介護サービスの未整備などが主な理由で、同会は「早急に受け入れ体制を整備するべきだ」と指摘している。
厚生労働省は療養病床について、2012年度までに現在の約38万床を15万床程度に減らす方針だ。同会の調査は、今年7月、療養病床を持つ全国の6186医療機関を対象に行い、2870機関(46・4%)から有効回答があった。
(読売新聞) - 10月25日20時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000013-yom-soci