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番号持ち運び制の開始を前に、携帯電話各社は新しい端末の販売などで激しく競い合っている=東京・有楽町のビックカメラ有楽町店で
KDDI(au)の7〜9月期の解約率は0.95%と初めて1%を切った。NTTドコモも4〜6月期が0.64%と過去最低で、8月は0.60%とさらに低くなり、7〜9月期の解約率は4〜6月期を下回りそうだ。ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)の7〜9月期も、4〜6月期(1.50%)より下がり、過去最低の05年10〜12月期(1.47%)を下回る可能性がある。
持ち運び制による顧客流出を防ごうと、各社が無料通話分の繰り越し、パケット通信の定額制、家族割引や長期割引の拡充などを進めた効果はある。ただ「ここ数カ月の解約率の低さは異常。番号ポータビリティー待ちが相当あると読むのが自然」(ドコモの中村維夫社長)との見方も強い。
秋冬商戦向けの各社の新端末やサービスを見比べて、乗り換えるかどうか判断する利用者も多いとみられる。各社とも「顧客がどう動くかは読み切れていない」(小野寺正KDDI社長)のが本音で、10〜11月の解約率の動きを注視する。