2006年10月21日(土) 19時01分
『いじめ』問題相談強化週間:相談電話受付時間を延長−−法務局など /山口(毎日新聞)
◇「いじめ」による自殺相次ぎ
全国で相次ぐいじめによる自殺を受け、山口地方法務局と県人権擁護委員連合会は23日から、「『いじめ』問題相談強化週間」と銘打ち、電話相談の受付時間を延長する。法務局人権擁護課は「誰にも言えずに悩んでいる人はもちろん、我が子の異変に気付いたら両親であっても積極的に相談してほしい」と話す。29日まで。
法務省は94年度から「子どもの人権110番」(電話0570・070・110)を全国の法務局に開設。職員や人権擁護委員が、虐待やいじめなどの電話相談(平日午前8時半〜午後5時15分)に応じている。自殺に結びつく深刻な相談を受けた場合、本人の意向を尊重しながら職員が学校に出向き解決に向けた話し合いや助言を行う。
今回、いじめを苦にした自殺が福岡などで相次ぎ、急きょ受付時間の延長を決めた。平日は午後7時まで受け付け、土日は午前10時〜午後5時まで相談に応じる。
県内の学校でのいじめに関する相談は、05年が38件、06年は9月末までに18件で減少傾向にあるという。同法務局人権擁護課の西村和子課長は「どんな小さな事でも1人で悩まずに電話してほしい」と呼び掛けている。【大村健一】
10月21日朝刊
(毎日新聞) - 10月21日19時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061021-00000315-mailo-l35