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栃木県警の元警部補が、21日に宇都宮市で開かれた市民団体のシンポジウムで、警察署勤務時代に署の会計課長の指示で、捜査協力者に支払う「捜査報償費」の領収書2通(各1万円分)を偽造したなどと証言した。
元警部補は「今考えれば裏金作りだったと思う」と話した。
証言したのは今年3月に退職した阿久津武尚さん(60)で、黒羽署(当時)の交通課勤務だった1998年12月と99年12月の2回、当時の署の会計課長から、他人名義の捜査報償費の領収書を書くよう求められ、指示通りの住所と受取人の氏名、金額を記入したという。97年7月から約2年の間には、酒気帯び運転などの行政処分や刑事処分計8件が「もみ消された」とも語った。
県警会計課は、指摘された領収書の件について、「具体的なことが分からないのでコメントできない。本人や当時の上司から話を聴くことも検討している」とした。
シンポジウムは「市民オンブズパーソン栃木」の主催で、元北海道警釧路方面本部長らも出席した。