2006年10月19日(木) 21時18分
「実態に近いものに」いじめ調査方法見直しへ…文科省(読売新聞)
文部科学省の調査で、公立の小中高校の児童・生徒のいじめを苦にした自殺が1999年度以降ゼロになっているのは、実態を反映していない可能性があるとして、同省は19日、調査方法の見直しを検討する方針を明らかにした。
北海道滝川市、福岡県筑前町の児童・生徒の自殺を受けて、同日開かれた全国担当者会議で、同省の布村幸彦審議官は「調査が実態に近いものになるよう、工夫したい」と述べた。また都道府県に対しても、「件数が多くても恥ではない。数字をありのままあげてほしい」と述べ、きめ細かい状況把握を呼びかけた。
同省が毎年行っている調査では、全国の公立小中高校を対象にいじめや不登校、自殺の数や原因を集計しているが、いじめによる自殺の件数は99年度以降ゼロとなっている。
(読売新聞) - 10月19日21時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000512-yom-soci