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横浜市港北区の慶応大学日吉キャンパスの学生食堂で18日、無料の朝食が約250人に振る舞われた。学生健康保険委員会が「きちんと朝食をとって健康な生活を送ってもらおう」と主催した。
「学生証を見せてくださーい」。委員の学生が和食と洋食の2種類を配っていた。和食は大根おろし付きのサンマ塩焼きにホウレン草のゴマあえ、みそ汁とごはん。通常は400円する。洋食はスクランブルエッグやサラダ、パンとスープで340円相当だ。
16日から始まり、20日まで続くが、毎日主菜が変わる和食が圧倒的人気だ。朝8時15分から約20分で品切れになった。
生協総合研究所が昨年行った大学生の食生活調査によると、自宅以外から通学する学生で朝食を食べない割合は、男性で5人に2人、女性で5人に1人、自宅通学者に比べ共に倍以上だ。西村一郎研究員は「朝、髪をとかす時間はあっても朝食の時間がない」という。
メニューは食堂が「通常の食材でできるもの」として考えた。配る時間は、食べ終えてから1時限目の午前9時の講義に出られる時間にした。
理工学部3年で学生健保の手塚奈津子委員長(21)によると初日の16日は150食を用意したが、人気で急きょ200食に増やし、18日はさらに50食増やして250食にした。
30分以上並んで一番乗りした1年生の男子学生(19)は、一人暮らしで、普段から朝食はとっていない。18日は和食を食べたが、「400円だと高くて食べないと思う」と話していた。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000610190003