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たばこの先に付けて吸うと「ニコチンをビタミンに変える」などと表示して販売されている粉末剤「ビタクール」「タバクール」について、公正取引委員会は19日、効果を裏づける根拠がないとして、販売などをしている3社に対し、表示をやめるよう、景品表示法(優良誤認)に基づく排除命令を出した。
命令を受けたのは、販売会社「ビタクールジャパン」(東京都北区)と「ミュー」(世田谷区)、製造・販売会社「オーシロ」(川崎市麻生区)。
公取委によると、3社は包装紙やホームページなどに「ニコチン・タールを減少させ、周囲への煙害も少なくする」などと表示、粉末剤0・7〜5グラムを500〜3000円程度で販売していた。
3社は、粉末剤を使うとビタミンの一種であるニコチン酸が増えることを示す数値データなどを根拠にしていたが、公取委は「商品に含まれていたビタミン成分が燃え、数値が増えた可能性もある」とした。
ビ社は「命令に従い、パッケージその他から文言は削除する予定」、ミ社は「データ取得ができるまで、指摘された表現を自粛する」としている。