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今回、マニュアルを作るのは「間質性肺炎」のほか、皮膚がただれて失明や死に至ることもある「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」、筋肉細胞が壊れる「横紋筋融解症」、「アスピリンぜんそく」など。
薬の添付文書には副作用の可能性が書いてあるが、例えば、SJSを引き起こす薬は、かぜ薬や抗菌剤など市販品も含め200種類以上ある。
副作用による疾患は、特に初期の段階は、かかりつけの医師では気づかないことも多く、悪化するケースもなくならない。このため同省は、赤い発疹が広がったり水疱(すいほう)ができたりしたらSJSを疑うなど、症状から副作用の可能性をたどることができる手引が必要と判断、関係学会と協力し、内容を詰めていた。
マニュアルでは、副作用による疾患の初期症状や、原因として考えられる薬、その服薬期間、治療方法などを紹介する。患者向けと、医師や看護師ら医療従事者向けの2部構成。副作用被害の救済などに取り組む「医薬品医療機器総合機構」のホームページに、近く掲載する。