2006年10月18日(水) 17時08分
文科省が福岡県教委で調査(西日本新聞)
福岡県筑前町の三輪中学校で2年生の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとみられる事件を受け、文部科学省は18日、事件の実態把握のため、同県教委に職員3人を派遣した。同省がいじめや自殺に関して職員を派遣するのは異例。
派遣されたのは、同省初等中等教育局の宮崎活志視学官ら。同日午前11時半すぎ、福岡市博多区の同県教委を訪れ、担当職員や筑前町職員らから事件の概要について報告を受けた。派遣は同日中に終了する予定。
宮崎視学官は「学校教育の問題として深刻に受け止めたい。これまでに把握したことを伺いたい」とあいさつした。
同省は北海道滝川市で小6年女児が自殺した問題も重視し、17日に同市に職員を同様に派遣している。
また、公明党福岡県議団(野田栄市団長)はこの日、同県の森山良一教育長に、三輪中のいじめ実態調査や教師の再教育など6項目を求める申し入れ書を提出した。森山教育長は「自殺が連鎖しないよう調査を徹底する」と述べたという。
=2006/10/18付 西日本新聞夕刊=
(西日本新聞) - 10月18日17時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000032-nnp-l40