2006年10月18日(水) 10時08分
自殺中2の両親コメント 死の真相知りたい(西日本新聞)
いじめにより自殺した福岡県筑前町・三輪中学校の男子生徒の両親は17日、報道陣に現在の胸中を明かすコメントを寄せた。息子の突然の死に納得ができない心境がつづられている。
今回のいじめによる息子の自殺の件につきまして、近隣の住民、受験をひかえた中学3年生・同級生の2年生・入学して、まだ慣れていない1年生及びご父兄・町民の方々には、ご迷惑をかけ、大変申し訳なく感じています。息子の死の現実、親としての悔しさ、学校の不適切な対応、責任逃れの発言等により、怒りのあまりマスコミで報道されたようになりました。それでは息子の無念さを、苦しみを知ることにはなりません。私たちのこされた遺族は、わが家で一番大切な希望を奪われました。
なぜ、息子は狭くて暗い倉庫で、1人命を絶たなければならなかったのか、私たちは知りたいのです。それをすることが、この学校の体質、いじめなどにより、二度と同じ悲劇を繰り返さない、そして、二度と同じ遺族をつくらないことだと信じます。なるべく町民の方々にご迷惑をかけないで、息子のいじめによる死の真実を知ろうと、感じようと努力していきます。最後に重ねて町民の方々に本当にご迷惑をかけ、大変申し訳ありません。それから、全国からの温かい励まし、この場をかりて、お礼申し上げます。ありがとうございます。
=2006/10/18付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 10月18日10時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000014-nnp-l40