2006年10月18日(水) 10時08分
背景解明へ調査委 筑前町教委が設置へ 町議会で報告(西日本新聞)
福岡県筑前町の三輪中学校の男子生徒が、いじめを苦に自殺したとみられる事件を受け、同町教委は17日、町議会での全員協議会で、事件の経緯を報告、全容を把握するためにPTAなどで構成する調査委員会を早急に設置することを明らかにした。
14日に臨時の町議会文教厚生委員会が開かれ、町教委から説明があったが、全議員への報告は初めて。
調査委は、町教委やPTAメンバーなど約10人で構成。自殺の背景にどれほど深刻ないじめがあったのかなどについて調査を進める。
この日は、28人の全議員が出席し、被害生徒の冥福を祈り黙とう。その後、手柴豊次町長が「二度とこのような悲劇が起こらないよう、町民一丸となって取り組んでいく」とあいさつした。続いて、中原敏隆教育長が「遺書が見つかり調査をした結果、教師の生徒に対する言動が自殺の要因になっていたことが分かった」と説明した。
=2006/10/18付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 10月18日10時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000004-nnp-l40