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リサイクル品をめぐっては、キヤノンとセイコーエプソンが相次いで提訴した。審理が先行したキヤノン訴訟は知財高裁で1月にキヤノン逆転勝訴の判決が出たが、今回はリサイクル品業者に軍配があがった。両訴訟とも上級審に判断が持ち込まれ、メーカーとリサイクル業者の争いはさらに激しさを増しそうだ。
問題となったのはインク漏れを防ぐシール材などの構造に関する特許。判決は、エプソンが先行して出願し、公開されていた特許と比べて新規性がないと判断し、「特許は無効にされるべきだ」として請求を棄却した。
エコリカの宗広宗三社長は記者会見で「環境保護の必要性にも合致した判決だ。ユーザーが純正品とリサイクル品とを自由に選択できる道を開いた」と評価した。エコリカはリサイクル品の国内シェアで8割を占める最大手。
セイコーエプソン広報は判決後、「今後の審理で主張が正しく反映されると確信している」とのコメントを出した。
http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY200610180308.html