2006年10月17日(火) 01時34分
三輪中アンケート「いじめある」生徒の約1割(読売新聞)
福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)のいじめ自殺問題で、合谷智(ごうや・さとし)校長は16日午後、記者会見し、男子生徒が自殺した後の12日に行った最初のアンケート(記名式)で、全校生徒(425人)の約1割が「(校内に)いじめがある」と回答したことを明らかにした。アンケート結果については「学校運営に反映させたい」と述べた。
合谷校長はまた、男子生徒へのいじめを誘発する言動をした元担任の男性教諭(47)について「ほかにも1、2件のトラブルがあるので調査している」と述べた。トラブルの内容を把握した後で公表するという。
三輪中は16日、全校生徒を対象に再度、アンケートを実施した。両親がいじめの真相を探るため、無記名での実施を求めていたのを踏まえた措置で、合谷校長によると、アンケートは無記名式で2回行われた。1回目は午前中で、「(男子生徒の自殺を含め)ふだん思っていることや教職員への要望」を聞いたが、あいまいな設問で具体的な回答が得られなかった。このため、同日夕、各教諭の教科や部活動の指導に対する問題点などを回答させる内容で再度尋ねた。合谷校長は同日夜、回収したアンケートを携えて男子生徒宅を訪問し、両親らに内容を伝えた。
(読売新聞) - 10月17日1時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061016-00000015-yom-soci