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通信販売会社「アースウォーカー」(大阪市中央区)が学生らを相手に「ネズミ講」を営んだとされる事件で、2府6県の大学生ら39人が17日、同社など3社と同社役員ら41人を相手取り、計約2200万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。既に39人が同様の提訴をしており、請求総額は計約4200万円になる。
訴状によると、原告は03〜05年、同社などから「確実に稼げる」などと勧誘され、通信販売のカタログを配る勧誘員の契約金など1人当たり50万円前後を支払ったとしている。原告側は「カタログは隠れみので、実際は不法なネズミ講だ」と主張している。
昨年12月と今年5月に同様の提訴をした計39人が原告になった訴訟の口頭弁論がこの日あり、被告代理人の一部の弁護士が「和解を検討中」などと述べた。これを受けて中村隆次裁判長は「和解を進めたらどうか」などと双方に提案した。
同社をめぐっては京都府警が7月、同社設立者や当時の社長ら計12人を無限連鎖講防止法違反容疑で逮捕。うち8人が起訴されている。