2006年10月17日(火) 20時34分

安倍首相「ぶら下がり」取材、初めて２回に（朝日新聞）

　安倍首相は１７日、首相官邸で昼の「ぶら下がり」取材に初めて応じ、夜と合わせ、１日２回の首相の「ぶら下がり」が約４カ月ぶりに成立した。朝日新聞社などが加盟する内閣記者会は同日午前、世耕弘成首相補佐官に「１日２回の原則は譲れない」などと申し入れたが、首相は同日夜のぶら下がり取材で「少なくとも１日１回は国民の前で質問に答えるとすでにお約束している」と言及。「１日２回」は原則ではないとの考えを改めて強調した。

　「ぶら下がり」の回数をめぐっては、小泉前首相時代に「昼と夜の原則１日２回」とすることで内閣記者会と合意している。だが、７月初めに前首相側が一方的に回数を１回にするよう通告し、安倍首相も踏襲した。

　内閣記者会は首相側に「原則１日２回の確保」を申し入れているが、世耕氏は「限りなく２回に近づくよう責任を持って努力すると口頭で表明する」と提案し、協議が続いている。

http://www.asahi.com/politics/update/1017/009.html