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パソコンでブログを見る市まめさん(右)と市照さん=京都市上京区で
「今日は小唄(うた)のお稽古(けいこ)がありました」「お休みの日に映画を見に行ってきました」。市まめさんは日々の生活をブログで日記風に紹介する。「白粉(おしろい)は普通の化粧と違うのどす」と京ことばを織り交ぜながら、花街の文化も解説する。
アクセス数はどんどん伸びた。「舞妓さんの裏側を知ることができる」「言葉づかいがいい」などの感想も多く寄せられ、舞妓志望者からメールなども届く。
上七軒で17日午後、舞妓デビューとなる「店出し」をするのは、石川県出身の市照さん(16)。高校1年だった今年3月、京都に遊びに来て見かけた舞妓に興味を持ち、市まめさんのブログを見つけた。
舞妓の世界に漠然とあこがれていたが、厳しいイメージがあった。「全然わからへんかった舞妓さんの生活が、身近に感じられるようになりました」といい、決心がついたという。
一方の市まめさんは「たくさんの人が見てくれはるので、びっくりしました」という。「うれしおす」を漢字変換すると「嬉しお酢」になるなど、パソコンで京ことばを書くのには苦労する。
「ブログを見てくれはった市照さんのお店出しは、特別にうれしおす。今度は大好きな甘いもんのことを書きたいどす」。