2006年10月16日(月) 10時09分
学校側会見 説明にぶれ 「もう少し情報得る必要」 福岡の中2自殺で(西日本新聞)
いじめが原因で自殺したとみられる男子生徒が通っていた三輪中学校の合谷智校長らが16日未明、福岡県筑前町内で会見した。男子生徒の1年生時の担任教諭(47)の不適切な言動と生徒の自殺との因果関係について「もう少し多くの情報を得て、もう少し丁寧に考えていかねばならない」と説明した。
合谷校長は男子生徒の両親に対しては15日午前、「(自殺の)1番大きな引き金になった」と発言していたが、会見では「遺族の思いを聞くあまり、判断に冷静さを欠いた」と説明。しかし、「教師の言動はいじめであり、自殺への誘因にはなっていた」「教師の言動によって男子生徒の人間像が形成され、子どもたちによるいじめを呼び起こした」とも述べた。
合谷校長は、教師によるいじめが生徒によるいじめや男子生徒の自殺につながったことについて、「子どもの人格を形成する学校で逆の結果になり、申し訳ない」と陳謝した。
=2006/10/16付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 10月16日10時9分更新
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