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調べでは、侍容疑者は六月から七月、商業取引が規制されている野生ラン「パフィオペディルム」、日本洋蘭農業協同組合提供=二株を中国から密輸し、インターネットオークションのサイトに写真を載せ、埼玉県の会社員男性(63)に五千円で販売した疑い。呉容疑者ら二人は五月、ネットオークションを通じて都内の自営業男性(59)に一株約七千円で販売した疑い。
調べに対し、侍容疑者は「中国の友人からランの株を受け取り、自分で日本に持ち込んだ。昨年十一月ごろからネットで売っていた」と供述しているという。
パフィオペディルムは愛好家に人気が高い洋ラン。一九九四年四月には、台湾から密輸したパフィオペディルムを国内の洋ラン業者に販売した台湾人二人が、同法違反容疑で警視庁に逮捕されている。
<メモ>パフィオペディルム 中国南部やベトナムなど東南アジアを原産地とする洋ランの一種。ギリシャ語で「女神のスリッパ」を意味する。袋状の花弁や独特の光沢に特徴があり、人気が高い。1990年にワシントン条約で最も絶滅の恐れが高い付属書1に分類され、環境省も「国際希少野生動植物種」に指定。それ以前に国内に持ち込まれた花を繁殖させたもの以外は商取引が禁止され、国内への持ち込みも許可が必要とされている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061011/eve_____sya_____005.shtml