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NHKによると、大橋局長は5月20日午後5時ごろ、富山市内のホームセンターでボールペン、ひげそり、木工用のキリなど計7点(約5千円相当)を盗んだとされる。休日で、木彫り教室へ行った帰りだったという。
店からの通報で駆けつけた同署員に万引きを認め、店に代金を支払ったという。同署は事案を検察に報告するだけの「微罪処分」としていた。
大橋局長は75年入局で、報道・制作センター(おはよう日本)部長を経て05年6月に富山放送局長となった。NHKの調査に対し、「魔が差した。大変なことをしてしまったと思い、誰にも話せなかった」と話しているという。
NHKでは、04年に職員が制作費を詐取した事件が発覚して以来、不祥事が相次ぎ、今年4月には、信頼回復に努めていた時期に職員がカラ出張などを繰り返していたことも明らかになった。このため、同月11日付で橋本元一会長が全職員に意識改革の徹底を呼びかけていた。
今回の件で橋本会長は「痛恨の極みです。私自身、身命を賭して、視聴者のみなさまの信頼を取り戻してまいります」などとするおわびのコメントを出した。
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大橋局長の処分などを発表した畠山博治理事は、受信料不払い世帯に対して簡易裁判所を通じた「督促」をNHKが11月にも申し立てることについて、「手続きは粛々と続けていきたい」と話した。視聴者コールセンターへ5日から6日午後5時までに、督促への賛否双方の270件の電話があったという。
http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY200610060286.html