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「先週末の写真週刊誌『フライデー』の報道以来、有権者から『エラそうに政策を訴えるより、アンタの政党の議員が起こした不倫問題と(議員特権であるJR)無料パスを不倫旅行に使った疑惑を説明しろ』と責められる。補選は完全な逆風になった」
民主党関係者はこう語る。
先月末就任した安倍晋三新首相(52)率いる自民党と、小沢一郎代表(64)率いる民主党との初の直接対決となる2補選。もともと自民党議員の議席だったが、大阪9区では民主党候補が元衆院議員で名前が知られていたこともあり善戦していた。
ところが、民主党の若手ホープだった細野氏と、大阪・朝日放送で“関西最強の女子アナ”と呼ばれるほど地元で知名度抜群の山本モナさんとの不倫スキャンダルが発覚。冒頭のような批判が噴出しているという。
前出の民主党関係者は「細野氏の事後処理が最悪だ。有権者にきちんとした説明もせず、マスコミから逃げ回り、奥さんにまで頭を下げさせて有力支援者らにおわび行脚している。本来、奥さんは被害者。彼は奥さんを『選挙の道具』としか見ていないのか」と憤り、こういう。
「その結果、騒動は収まらず、お相手のモナさんまで休養を余儀なくされている。自分一人だけ安全地帯にいて嵐が過ぎ去るのを待とうなんてひきょう者。大阪では細野氏のような人間は最も嫌われる」と吐き捨てる。
細野問題の補選へのダメージは「大阪だけではない。神奈川でも党のイメージダウンは避けられない」(党関係者)という声もある。
現時点で、民主党としては「細野氏への処分は考えていない」(鳩山由紀夫幹事長)というが、対応が後手後手になって、政党としての信頼を大きく揺るがせた「偽メール問題」の構図に近づきつつある。
どう、細野氏はケジメをつけるのか?
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