悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院が昨年9月に実施した生体腎移植手術をめぐり、臓器売買があったとして、愛媛県警生活環境課などは1日、臓器移植法違反の疑いで、手術を受けた宇和島市の水産会社役員、山下鈴夫容疑者(59)と仲介した同社社長、松下知子容疑者(59)を逮捕した。
県警によると、臓器売買を禁じた同法違反の摘発は全国で初めて。県警は同日、病院を家宅捜索しカルテなどを押収。関係者から話を聴き裏付けを進めている。
松下容疑者は大筋で容疑を認め、山下容疑者も現金を渡したことは認めているという。
調べによると、松下容疑者は知人女性(59)から借金返済を求められ、腎臓移植が必要な山下容疑者に臓器を提供してくれれば300万円上乗せするなどと依頼。山下容疑者が提供を受け、手術後に現金や乗用車を提供した疑い。
同病院によると、山下容疑者は昨年9月28日に手術を受け、同10月末に退院した。主治医は院長代行の医師で「事情を知らなかった」と話したという。
貞島博通院長は同日、記者会見し「そういうことがあったことに驚いている。提供された腎臓は義妹のものと聞いたが、本当かどうか確認していなかった」と述べた。
同病院のホームページによると、平成16年4月に開設。内科、外科などの10科目の診療を行っている。病床数は300。
(10/01 16:57)